白い巨塔(2)
亀山君子が大学病院を辞めた理由を述べるシーンがある
「ここに居ると、人のことを好きになれなくなる 自分のことも」
・・・ここにとても共感した。大学病院などに努めていなくても、そこそこの
規模の組織に所属している人なら共感できたのではないか。
利権争いや自らの保身のために、偽りの言動をするようになる有様を見ることで
亀山君子はこの決断をしたと思われる(彼女が一番好きだった柳原がそうなりかけているところを見たからかもしれない)
自分も、今の会社に対して、「やりがいがあまりない」とか「スキルが身につかない」や「社会貢献の本来の在り方とは違う・・・」とかいろいろ詭弁を述べていたが、
結局のところ一番の理由は、亀山君子と同じで「人のことを嫌いになってしまう」し、
「そこから抜け出せない自分がいやになる」からだと思った。