なぜ人と組織は変われないのか
人と組織が変われない理由
●7人が医師より「このまま生活習慣を変えないと、重大な病気になる」
→実際に変えたのは7人に一人
なぜ?
①人の成長を妨げるものが何か、理解していない
②人は本質的に買われない、という思い込み
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・人の知性:年齢と共に緩やかに発達
均一のペースで進まず、安定期・変革期を繰り返す
※知性≒IQ
知性の3段階(仕事の成果とも相関あり)
A.環境順応型知性ー周囲からどう見られ、どういう役割を期待されるか、
に基づいて行動 帰属意識を抱く対象に従い、
その対象に忠実に行動することを通じ、一つの自我となる
B.自己主導型知性ー自らの行動規範に基づき、行動
C.自己変容型知性ー自らの行動規範(フィルター)自体をも疑う
人間が直面する課題=「技術的な課題」+「適応を要する課題」
→どうやったら知性を伸ばすことができるか???
知性の発達を後押しするには・・・
①問題を明確に定義する
②解決策を見出す
①について
自分の知性がどの点で不十分かについてわかる必要がある
変革がなぜ難しいか?
改善目標+阻害行動+裏の目標が存在する
裏の目標が、阻害行動を認識していても、阻害行動を続けさせる
阻害行動を辞めようとして、うまくいく=技術的な課題
うまくいかない=適応を要する課題
(自分の中の別の部分が望んでいる結果を実現しようとしている)
⇒相反する目標どちらも達成しようとしている
(アクセルとブレーキを両方踏んでいる状態)
”変革を阻む免疫機能”の克服
①システムはそのまま、もっと洗練されたものへ
②不安は変化により起こるものではなく、脅威の前に無防備にいるから
知性の発達=「主体」の「客体化」
①⇒②(適応⇒自己主導):”他人の期待に沿うこと”の客体化
②⇒③(自己主導⇒自己変容):”自分の枠組み”の客体化
・・・これらは「適度な葛藤」で高まる
・挫折・ジレンマ・苦境・個人的な問題に悩まされる
・自身の認識アプローチの限界を感じる
・重要な場面で、自身の限界を思い知らされる
・適度な支援で、押しつぶされず、かといって逃れられない状況へ
”免疫機能”の3側面:変革阻止・不安管理・認識